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2024.07.11

書き写すのが苦手?

文字を書き写すのが難しいAくん。

どこにつまずきがあるのかを探すために、自作のこんな課題に取り組んでもらいました。

 

まずは上下に配置された文をそのまま書き写せるか。

漢字のところでうまく書き写せなかったところがありました。

お手本があったとしても書き写すことが難しいので、まずは漢字の前に図形の形を正しく認識しているか、眼の動きは大丈夫か、そして同じような場所に同じ図形を書くことが出来るのか、そういったことを今後分析していきたいと思います。

 

次に課題を少し離して書き写してもらいました。

この課題により、作業のために一時的に覚えておく力(ワーキングメモリー)が必要になってきます。

 

こちらは先ほどの課題に比べて、時間が倍ぐらいかかってしまいました。一時的に覚える作業に特に苦手感があるようです。

書き写す作業が必要な場合、紙を折るなどして隣に置けるように工夫をすることで、勉強に対するハードルが少なくなります。

「書き写すのが苦手」という苦手さの中にも、このように色々な要素が絡んできています。

このように私たちは、苦手なことがあるからといって、やみくもに練習をしてもらう、というわけではなく、原因を探すことを大切にしています。